カナカイ族

   

Kanaky

 オサハイト島の東にある小島に住む原住民。族長はワラキー老酋長。怪物の彫り物のある装身具が特徴。海の底に住む魔神を信仰している。若い男女を生贄にし、その見返りとしてあらゆる恵みを受けていたらしい。生贄の儀式は年に2回、5月祭の前夜(4月30日の宵)と万聖の宵祭り(10月31日)。その魔神の姿は、魚とも蛙ともつかないもの。これは近くの火山島に彫られた絵と同じ。オサハイト族はその火山島で魔神と会っていたらしい。カナカイ族とオーベッド・マーシュが金のようなものとガラス細工などを交換している。1838年、住民たちは謎の失踪をとげた。

[参照作品]
インスマウスの影

 - Cthulhu神話辞典