幽霊屋敷

      2016/05/23


著者 : 友成 純一
角川ホラー文庫
ISBN4-04-194901-7


STORY

河童の目撃談が現在でもなお続いている熊本・国見村に東京から引っ越してきた堂本正樹は、村外れに巨大な洋館を見つけた。村人に由来を聞いても、皆、口篭もるばかりである。
その屋敷に、ある一家が入居してきた。

その直後から、村の近辺では行方不明事件が起こり始める。


河童伝説をマッド・サイエンティストものと絡めた作品。

作品中には、「ネクロノミコン」や「妖蛆の秘密」など、クトゥルー神話ではおなじみのアイテムが出てくる

作品の中で、バラバラになった足が意思を持って動き出すシーンがあるが、ここは、ラヴクラフトの書いた「死体蘇生者 ハーバート・ウェスト」の映画化作品「ゾンバイオ/死霊のしたたり」を思い出してしまう。
(話はとぶが、この、洋画の邦題は何とかしてくれ~(^_^;))。

 - 日本のCthulhu神話